通院4回目だ。
よくここまで来たものだ。
順調に一滴も飲んでいない。
酒の楽しみがなければ人生楽しくない。
酒以外の楽しみが人生にない。
っと、思っていた自分がだ。
病院に行こうと決心した自分を褒めてやりたい。
一方で、薬に頼らないと止められなかった自分を情けなくも感じるが、大病を患えば免疫力(自己回復)だけでは治療不可能なことと一緒かなと思うことにした。
もちろん、油断は禁物。
一歩一歩前に進んでいこう。
診察室の扉を開けた。
先生
Dio
先生
Dio
先生
離脱症状はもう完全に抜けてます。あとは、遷延性耐薬症状がいつ抜けてくるかですね。これは、前も言いましたが、ある日突然抜けるというものはなく、徐々にです。気づいたら、飲んでいた時より極めて体の調子が良いと思えるようになると思います。
Dio
先生
そうですね。今までは、”飲んでいる状態が普通”だったのが、”飲んでいない状態が普通”になってくるので、それから徐々に変化が出始めるというメカニズムです。
Dio
先生
まずは断酒の6か月だと思っていますが、イベントなどでどうしても飲まないいけない時があると思いますが、その場合は飲んでも良いですかね?友人とのBBQなどはなんとなく誤魔化しながらでも断れましたが、接待とか他にも今後色々あるはずなので、まだ自信がなくて。
Dio
先生
なるべくなら、やめた方が良いです。6か月止めた。止めれた。という実績が重要なのです。その後の自信にもつながりますし、ダラダラやるとあまり良くないです。断る際の常套句は、「内科に行って、γGDPが3桁超えて、エコーも撮って、肝臓が良くないといわれてドクターストップ中。」これが一番です。ここまで言って、お酒を進めてくる人はいないと思います。
何かの本で読んだことがあるが、鬱等の総合失調症系の際には、”とにかく集中的に休むこと、仕事をしながらダラダラ回復ではなく、きっぱり何もかも忘れて休養することが良い。”ということを思い出した。
精神系の治療において中途半端にやると、癖になってしまうと。。。
脱臼とよく似ており、脱臼時の治療を中途半端にし、スポーツに復帰すると、何かの拍子でまた脱臼し、それを繰り返すことになる。
結果的に脱臼が癖になる(簡単に肩が外れてしまう)のと同じ状態になると。
今の治療(僕の状態)も一緒なのかなと思った。
納得した。
わかりました。そうですね。頑張ります。やった方が良いですね。もう一つの質問ですが、仮に、この6か月を順調に乗り切った場合ですが、たまに飲むという、健康的な酒を嗜む状態に戻ることは出来ますかね?
Dio
先生
正直、止められたのなら、そのまま続けた方が良いです。”飲まない”に越したことはないですから。たまに飲むということを始めると、何かのきっかけで深酒をし、そのうち日常的な飲酒、再飲酒の状態に戻ってしまいます。アルコール依存症の中等症以上の方は、間違いなく戻ります。止めるしかないです。
Dioさんの場合は、アルコール依存症の前段階か軽症の部類なので、もしかしたら出来るかもしれませんが、これは今はわかりません。やってみないとわからないという感じですね。
そうでうすか。中々厳しい状況ということですね。先のことはあまり考えずに、とりあえず6か月をやってみます。
Dio
先生
そうですね。まずは引き続き頑張ってみましょうか。
さて、どうでしょう?
もし大丈夫なのであれば、明日から1回/日に薬を減らしてみませんか?
2回/日に減らした時は全然平気だったし、薬への依存になるのも嫌だった。
やってみよう。それ以外の気持ちはなかった。
Dio
先生
では、夜にしておきましょう。夜に飲みたい気持ちになるでしょうから、そこで抑えるという感じで。あとは眠気の作用もあるので、眠くなったら寝るという感じですね。薬は念のため出しておくの、苦しくなったら無理をせずに、すぐに2回/日に戻してください。では、また2週間後を目途にお会いしましょう。
わかりました。やってみます。ありがとうございました。
Dio
順調に進んでいる。
っが、闘いは続く。
では、アディオス。