今から約1か月ほど前のことである。
”現在(アル中克服へ)”のカテゴリーと言いながら、一部”回想”から始まるのだが、アイキャッチ(獅子)を見てもらえばわかる通り、”アル中の手前”の”Dio”の本格的なアルコール依存症克服(重度の依存症にならない)に向けた物語の開始である。
2020年7月某日、ある病院(アルコール依存症の専門外来)の扉を開けた。
自分で調べて、自分で予約して、自分ひとりで向かった。
妻には内緒だ。
っというのも、妻には、自分がもう危ないところまできていること(自己診断だが)を知られたくなかったからだ。
まずは、予約の電話をした。
和やかな声の女性が電話口に出て、スムーズに予約に進めることが出来た。
その病院はアルコール依存症外来もやっているが、他の心療内科もやっているところだ。
心優しく接してくれるような教育がなされているのか、凄く心地よかった。
他の病院(内科や皮膚科、耳鼻科等)を否定するわけではないが、受付の方は結構冷たかったり、厳しい感じの方がいたりするのだが、ここは心療内科系だからかわからないが、とにかく優しい感じだった。
電話したその日に予約可能だったため、お願いした。
なるべく早い方が良いと思っていたことと、ドキドキする期間(病院に行くまでの期間)を短くしたかったからだ。
平日の夕方、恐る恐る病院に向かい、扉を開け、受付を実施した。
電話と同様、穏やかな雰囲気だ。
ヒーリングミュージックが流れていて、心地良い。
幸いにも他の患者もいなくて、気にしなくてよくて、良かった。
ほぼ予約時間通りに、先生から呼ばれた。
50代ぐらいの男性医師。穏やかな雰囲気で話しかけてくれる。
何度か自助努力でやめようと思ったのですが、上手くいかずに、最終手段というわけではないですが、家族には内緒で病院に来ました。
週に何回かは飲まない日を作ってみたり、筋トレ(ジム)に行ったり、妻に宣言してみたり、色々試してみましたが、ダメでした。
しかも、最近のコロナの影響でジムもいけなくなり、結局また毎日飲むようになり。。。
最終的には、会社帰り、電車の中、最寄り駅から家路でも飲むようになってしまって。
情けない話ですが・・・
結局、20年ぐらい飲み続けているのですが、ネットでも調べてみて、20年の常飲で、依存症になるみたなことも書いてあって、そろそろ危ない気がして、、、
"Dio”さんの場合は、そうですね。。
依存症の前段階、もしくは軽度の依存症かと思います。
先ほどの通り、人の目は気になるけど、会社帰りに飲んでしまうというのは、人の目よりも飲むことが優先になっていて、”酒に絡めとられている”状態です。
1.節酒剤(お酒を欲しなくなる)
2.抗酒剤(お酒を飲むと酷いことになる)
3.断酒会(依存症の方々とのと交流)
”Dio”さんの場合、まだここまで来ていないと思うので、まずは離脱症状(お酒がないと不安)を抑える薬(ジアゼパム錠)を出してみるので、朝昼晩飲んでみて、まずは1週間やめてみませんか?
飲めば、夕方の飲酒欲求は抑えられますよ。
・・・・
正直悩んだ。
何に悩んだかと言うと、自分自信は辛いので、なんというか、節酒剤や抗酒剤の方が早いのではと。。。でも、一旦は先生を信じよう。
「ドキッ」とした。
え!?、、今日から。。。
こころの準備が。。
雰囲気を察してくれたのか、少し微笑みながら。
お礼を言って、病院を後にして、薬局で薬をもらい。
家路に着いた。
物語は続く。
では、アディオス。