薬を1回/日にした。
初日は辛かった。前日の夜に薬は飲んでいるが、昼~夕方にかけて、飲酒欲求が戻ってきた。飲みたいという気持ちが簡単にフラッシュバックしてきた。
夕飯まで待っていては、空腹⇒飲酒につながりかねないので、対策として夕方おにぎりを食べた。空腹感を出さないように飲み物も併用しながら、家路につき、夕飯を食べた。
夕飯を食べ終わって、一息ついて空腹感も満たされれば落ち着いた。
お茶をゆっくり飲みながら、妻に隠れてこっそり薬を飲んだ。
これで大丈夫だ。一安心。
こんな感じで初日は乗り切った。
二日目以降は、初日の辛さはもうなくなった。
以降は、順調に1回/日の薬で過ごしていた。
そんなある日、突然、、、
まぁ良いけど、止めてるからって、イライラして子どもにあたらないでね。
正直、ビックリした。
僕としては、むしろ飲まなくなって子どもへのあたりも今まで以上に穏やかになり、良くなっていると思っていたからだ・・・
久しぶりに妻に怒ってしまった。
子どもにもそんなに怒ってないだろ!
だし、子どもに対しては、言い方が強い。
シーン・・・
妻は寛容だが、言い合いになるとひかない。
中々強い女性だ。
そして、怒ると徹底的態度に出る節がある。
しばらく、家庭内にドヨーンとした雰囲気が続くのだ・・・
(怒っておきながらなんだが、僕はこの雰囲気はあまり好きではない。)
その日は、ほぼ会話なく終わっていった。
僕は何かおかしいのか・・・
酒を止めて順調に回復していっているはずなのに。
どーなっているんだ。
思いつく節があったので、先生の言葉を思い出し、”遷延性の耐薬症状”をネットで調べてみた。
・情動の不安定な状況
・自己中心的
・他罰的
・攻撃的
・被害的
ある種の人格障害がおこることがある。
・・・・
その通りだ。
今まで、妻に声をあらげて怒ったことなどなかった。
これも乗り越えなければいけない壁ということだ。
妻よ、すまん。
そして、俺よ、現状を受け入れて、無理せず、一歩ずつ前に進もう。
今の症状は、アル中を克服するために通らなけれいけな道なのだ。
翌朝、妻がいつもより起きてくるのが遅い。
っというか、起きてこない。
最後は子どもに纏わりつかれて仕方なく起きてくる感じだった。
妻に謝った。
今日はもう一生起きないようにしようと思ってたんだけどね。
”イラッ”とした。
でも、今は僕が変なのだ・・・
”グッ”とこらえた。
妻は強し・・・
断酒の闘いは続く。
では、アディオス。