30代中盤以降の物語が続く。
昼飲みも見事に再開し、徐々に、そして確実に依存症(アル中)への道を歩み始めていた。
平日はさすがにないが、休日は昼から飲むことも中々増えてきた。
ほぼ毎週と言って良いほどだが、スーパーに行っては、食材はもちろんのことながら、酒も調達する。
こんなに飲んでいても、妻は、、
「お酒は?大丈夫?」
っと、言ってくれていた。
(数年後には、「さすがに買いすぎじゃない!?」に変わるのだが・・・)
お言葉に甘えて!?、ストロングゼロの500mlを箱買いしていた。
常に、押し入れにワンケースは存在(常備)している状態だ。
日中、3本は冷蔵庫・冷凍庫に入れるなどして、しっかりと夜に備える。
とにかくキンキンに冷やして、一本目は一気に飲む。
流し込むと言っても、ちゃんとコップに入れて飲むのが、僕の偉い!?ところなのだが、一応お行儀よく飲んでいる。
今になって分析してみると、飲み口が大きくなるので、流し込む量が多いという利点を狙っていただけな気がする。
コップ話の延長だが、
僕は、飲み方というか、飲む時のコップには結構拘り(こだわり)がある。
いろいろ試してみた、本当に色々買ったと思う。
行き着いた先のコップは秀逸このうえない領域だと思う。
(”回想”が一息つく頃に”Dioshi”で紹介していきたいと思う。)
二本目に突入する。これも結構なスピードでなくなっていく。
なんだろう。
渇望という表現が合っていると思う。
”喉のスカッと感”と”脳のフラッと感”だけを求めて、ひたすら流し込む。
どんどん楽しくなってくる。会話も弾んでくる。
一方で、子どもが悪いことというか、変なことをすると結構怒ってしまっていた気がする。
酒のせいなのかはわからないが(今でも怒る時は怒る)、振り返ってみると、飲んで怒ることは、よくない気はする。
一定程度は理性を失っているという位置づけには違いないからだ。。。
さて、三本目に突入する、立派な酩酊状態である。
こうなると、翌日は、二本目以降の記憶はほとんどなくなっている。
妻に隠すようにではないが、翌日はなるべく前日の会話について掘り起こさないようにしていた。覚えてないことがバレるのが怖かったのだろう。
前々から書いているが、僕は、原則、飲みの”質”は悪くないので、変な悪態をついたり、無駄に喧嘩したりはしてないと思う。
覚えてないので確証はないが、翌日、妻に何かで責められることもなかったので、大丈夫だったんだろう。。。
でも、大概、リビング周辺で”気絶”してしまうので、電気代(エアコンや電気)については、よく怒られていた。
女性は、節約(無駄遣い)には手厳しい。。。
そんな感じで、ストロングゼロを少なくとも三本は飲むという生活が常習化した。
そういや、
覚醒剤所持・利用の疑いで捕まった人(確か芸能人だったかな・・・)が、
「ストロング系チューハイは5本で覚醒剤より飛べる。」っと言っていたことをネットニュースで見た事がある。
僕の場合は、漏れなく三本目から、記憶が飛ぶ。
今思えば、極めて危ない飲み物だ。。。
でも、飲み好きを公言(自己正当化)していた当時の僕の持論は変わらず、
「好きで飲んでいて何が悪い。」である。
僕が言うのもなんだが、ストロング系は、依存症に陥る可能性のある人は控えた方が良いとは思う。あくまでも、僕の経験上の話だが。。。
(もちろん、酒造業界の商品否定をしているわけではないので、あしからず。)
後戻りが厳しい状態まで来た。
では、アディオス。