回想(アル中進行へ)

アルコール依存症|子どもへの影響

こんな僕にも、実は子どもが何人かいる。

子育ては中々大変なものだと思う。

 

しかも、

どんな動物より人間の子育ては大変なんだろうと勝手に思っている。

哺乳類系の大体の子どもは、産まれて間もなく、歩き、食事を取るし、そのうち自分で狩りもするようになる。

 

でも、人間はすぐには立てないし、意思疎通も図れない。

親が対応しない限り、確実に生きてはいけない。

嫌なことがあれば、泣くし、泣きだすと止まらない。

何を欲しているかもわからずに、とにかく暴君な状態が4歳ぐらい(個人差ははあるが)まで続く。
もちろん、暴君ぶりを許せるほどの、かわいい反応(しぐさや笑顔)があるので、頑張れるわけだが。

 

誰かが言っていたが、子どもは3歳までに全ての親孝行が終わると。
つまり、「とても手はかかるが、”可愛さ”⇒”親に幸福感を与えてくれる期間”が3歳までで、絶頂期が一瞬で過ぎ去るもの(一番大変だけど、一番可愛いい時期)のため、頑張りましょう。」と。

 

確かに、その通りだと思う。

っが、大変さの方が多い気もする・・・
世の中のお父さん・お母さんに、、、「本当にお疲れさま。」と伝えたい。
孤独にならず、入れ込まず、思い込まず、適度に息抜きをして、乗り切って欲しい。
かく言う、僕もまだまだ子育て奮闘中である。

 

さて、いつもの酒話に入る。

30代中盤以降のことである。

二人目が産まれ、一人目が4歳ぐらいになっていた。

いよいよ、一人目はある程度、手がかからなくなってきた時期だが、とにかく、日々てんてこ舞いだ。

 

休日になると、僕が一人目を連れ出して遊びに行くことが始まった。
二人目は乳飲み子なので、妻が家で面倒を見ている。

 

休前日、明日はどこに行こうかなー。

男手一人で幼児を相手に外に出るのは最初は抵抗(不安)があるものなのだが、4歳ぐらいになるとなんとかなってくる。
なんとなくだが、話もわかってくれるし、我慢もできる年ごろなのだと思う。「ギャオス!(泣き声)」しか言わない暴君からの卒業時期だ。

いよいよ、そーなってくると、楽しみなのだ。
どこに行って、何をしよーかなーっと。

 

当時、僕の中でのゴールデンコースがあった。
”早起き⇒バス移動⇒映画館⇒帰りにラーメン屋”だ。

 

っということで、久しぶりに昼飲み(@映画館)が始まった。

楽しかった。

子どもを朝から連れ出し、映画館でポップコーンとジュースを与え、僕はとにかく酒を飲む。

ポイントは午前中の映画館を予約することだ。

暗がりの映画館で朝からビールをしこたま飲んで。映画が終わると、カンカン照りの外に出て、映画館のクーラーで冷え切った身体を温めながら、バスに揺られて地元に戻る。
一人暮らしの頃の”至福の時”が”フラッシュバック”である。

そして、ちょうど昼頃に子どもも好きなラーメン屋に立ち寄り、温まった身体を再度冷やすべくビールを注文し、一気に流し込み、ラーメンを待つ。最高である。
ビールを飲んでることと、子供もそんなにたくさん食べられないので、ラーメン一杯を二人で分け合う。

めちゃくちゃ楽しい休日だ。

その後、片手は子どもと手をつなぎ、片手はストロングゼロを飲みながら、家まで歩いて帰る。

至福の瞬間だ。

 

僕は酒を飲んでも顔が赤くならない体質だが、ここまで飲んでいると、”目が変わる”らしい。
思い出してみると、僕が若い頃に「なんなんだこの人は!?(リンク参考)っと思っていた、先輩社員と同じ状態だったのかもしれない。」

 

っということで、いくら顔が赤くなくても、家に帰ると妻は気づく。
長年の付き合いであっさりバレるものなのだ・・・

「はい、こっち向いて。私の目を見て。」

「うぅん??」妻に目をやる。

「はい、何杯飲んだか言いなさい。」

「まぁ、2本ぐらいかな。」

「絶対、もっとだね。」

「いやいやいや。」

っと、言いながら、冷蔵庫からビールを取り出し飲む。

 

飽きれてはいるが、一日近く子どもを連れ出してくれた感謝が勝ってはくれるらしく、許してくれる。寛容である。

 

休日の昼飲みも再開し、立派!?に軽度の依存症に陥っていく。

この頃から、ほぼ全ての行動の優先力学が酒になってきた。

意外!?と、休日の昼に子どもの相手をしながら、酒(ビールやチューハイ)を飲んでいるお父さんはいる。注意してみていると、一日に、一人や二人は発見する。「僕と同じなんだろーなー。」っと思いながら、僕だけじゃないんだという謎の安心感を得て、自分を納得させる自分もいた。。。

そんな姿を見ていて、世の中の小さな子ども達は親に何を思うのか・・・
もちろん、僕の子どももそうである。(将来、何に影響するのか・・、プラスはないだろう。)
何か変えなければいけないのかもしれない。

 

では、アディオス。

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