社会人となった。
なんのことはない、ごく普通の社会人。いわゆるサラリーマンだ。
イメージとしては、営業車に商品を積んでお客様(主に法人)のところに売りに行く仕事だ。
朝は会社に行き、事務仕事を終えると、外回りをして、会社に戻ってきて残務処理。
そして帰宅する。いわゆるどこにでもいる営業マンだった。
所属課には男性社員5人いたが、全員酒飲みだった。
類は友(同僚)を呼ぶのか・・・
なので、これまたよく飲みにいった。
社会人なので、40代の方(今の僕ぐらい)もいる。
”酒飲みの成れの果て”と言っては失礼だが、飲んでいるうちに”目がトロン”となり、言っていることが良くわからなくなってくる。
不思議なのは、その状態でも飲み続けているのだ。。。
大学生の頃の飲み会の感覚で言うと、その状態(目がトロン&呂律回らず)になると、大抵お店で寝る等、その後の継続は基本的に発生しない。
でも、もはや耐性が出来てしまっているのだと思う。
格好悪いな・・・酒に飲まれてるじゃん。。。
っと、
もちろん表に出さないものの、冷ややかな気持ちで見ていた。
(のちの自分の姿だとも思わずに・・・)
タバコもたくさん吸う人たちだった。
僕と一人の先輩を除いては。
??
っと思った人もいると思うが、僕は、社会人になる頃に一念発起して、禁煙していたのだ。
社会人になるにあたり、何か自分を変えようと思い立ったのがきっかけだ。
うぅーん。
追加で何かを始めるより、何か(僕の習慣の中で一般的に良くないこと)を止めるのを考えてみよう。っと言った具合だ。
実は大学生の途中から、勝手に”ダメ人間三か条”というのを定義していた。
「飲む・吸う・打つ」だ。
飲む=酒
吸う=タバコ
打つ=博打(ギャンブル)
僕は全部やる!
っと、昔は豪語していたが、そんなこともなんだか陳腐に感じるようになっていた。
飲む⇒やめられないな。。
打つ⇒付き合いの麻雀もあるし、、宣言はやめておこうか・・
吸う⇒やめるならこれかな!?
やめるにあたり、気になっていることがあった。。。
①飲み会中の手持無沙汰の時、どーするんだ??
②タバコミュニケーションがなくなるぞ。。。
(職場でのプチ休憩中の色んな人との情報交換)
⇒①話術を学ぼう手持無沙汰は話題で解消
⇒②まっ、違う機会に喋れば良いか、、
てな具合で、僕の禁煙は順調にスタートをきった。
こんな僕でも”自分でやると決めた事”は守り通すという自負と自信があった。
1年ぐらいは辛かった。
”禁煙あるある”だと思うが、普段はちゃんと止めている(飲み会含めて一吸いもしない)のに、”吸ってしまった夢”をみて、吸った自分に焦って”ガバッ!”っと目が覚める・・・
「良かった。吸ってなかった・・・」
我ながら見事に克服(禁煙)した。
気にならなくなった。
また、当時の先輩で”匂い”について探求する人がいて、”匂い(におい)”が”臭い(くさい)”のが嫌いだと。
それまで生きてきて”匂い”というモノにあまり敏感でなかった僕(鼻炎持ち)は、「ほーぅ」という新感覚を持った。
鼻炎持ちなので鼻は利かない方なのだが、よーく嗅いでみると確かに臭いなと。
髪の毛・服・装飾品に匂いが結構残ってついているぞ・・・
先輩からの話と僕自身の気づきも相まって、見事に克服できた。
先輩、ありがとう。
”自分でやると決めた事”は守り通すという自負と自信・・・
酒には通用しなかった。
恥ずかしい話だ・・・
のちのち明らかになっていくが、酒の前で僕は”無力”だった。
では、アディオス。